総合優勝  氏家武

  本当に久し振りの金バッヂゲットに一人喜んでいる。正直なところ、嬉しいというより、安心したというのが本音だ。5年前に病気になってからずっと例会優勝から遠ざかっていた。その間、ベテランや若手が活躍し、私は「もう自分には無理かな?」と半分諦めの心境だった。
  ところが、今回は違った。当日は中江前会長やササデンさんの得意場所であるフンコツに連れて行ってもらおうと安易に考えていた。ところが、古川君がもしも(私がオンコの沢トンネルまで歩くと言う妄言)に備えて大きなキャリーを持ってきたと言うのだ。オンコの沢トンネルでは何度も良い思いをしたが、目黒漁港から40分以上も歩かなければならずもう行くのは止めようと思っていたのが正直なところだ。しかし、彼が私に火を着けた。キャリーを見て「よし!オンコの沢だ」と即決したのである。
  釣りの女神が微笑んでくれたのは空がすっかり明るくなってからだった。胴付き仕掛けの遠投に次々に面白いように良型のアブラコが釣れ出した。同行の古川君とお互いに何度も「オンコの沢、大好き!」と合唱しながら爆釣を楽しんだ。そして7時過ぎに最後の大物が釣れ、初めての重量6㎏超えと1500点超えでピカピカの金バッヂをゲットできた。釣りの女神に感謝である。金バッヂはもうこれで十分かな♪

身長優勝  小野田正男

  釣り場所はドンドン岩で、吉本さんと入釣しました。二人とも初めての場所で、少々荒い岩場で釣り場所までは2往復かかりました。足場はあまり良くなかったが竿2本にゴロ仕掛けで釣りを開始。海は波もなく夜空には星が見えていたが、気がつくと星も雲に隠れるようになりました。
  釣りはじめてから1時間ぐらいして30cm超えのカジカが釣れたがその後当たりがなく、吉本さんも同様で明け方にならないと駄目かなと釣り談義の時間となりました。その後30cm位のカンカイ数匹釣れたが状況はあまり変わりなく時間が過ぎました。その辺をうろうろしていたところ、突然吉本さんが大声で「竿が流される」、と転びながら私の竿を押さえてくれて巻き始めると、ずっしりとした手ごたえがあり、途中2回ほど根に絡んだが何とか手前まで引き寄せたが揚げられず、左側の少し波が上がっているところまで引き寄せ、やっと揚げることができました。揚げてビックリ、53.6cm、2.7kgの超大物のカジカで、釣れたのは午前2時半ころでした。
  今日はついているぞと1本の竿をアブラコ狙いの仕掛けに替え、近遠投・場所替えなどするも、その後音なしで終了しました。それでも今日の釣りの満足度は85パーセントくらいかな、と思っています。